第178章 記者会見

「いくら積まれた。何をやれって言われた?」

「相手からは五万円です。殺せとは言われてません。怒ったふりして、あんたを一回刺してケガさせろって……それで新しいネタを作って記者に投げろ、記者どもにあんたを噛ませ続けろって言われました」

男は本気で小林茉由を恐れていた。彼女がまた特製の金針でも取り出したら最後だと思ったのだろう。知っていることを、息継ぎもせずに吐き出す。

「俺があんたを知らないと困るからって、写真まで渡されました。葉山家の門の前で待て、あんたは絶対そこに来るって。相手はマスクしてて、声だけでも若くない。女でした」

そこまで聞けば、茉由には黒幕が誰か、もう見えていた。

ここ...

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