第202章 嫉妬で狂った

さっきの吉川申也は手加減というものを知らなかった。ほとんど投げ捨てるみたいに放り飛ばされ、茉由は必死に彼の体を掴んで落下を数秒だけ遅らせたものの、それでも受け身が間に合うはずもない。衝撃は容赦なく全身に走った。

医務室に運ばれると、担当の医師が手慣れた様子で傷の処置を済ませてくれる。そこへ佐藤梨絵が弾むように駆け込んできた。

「茉由さん! 教官が、午後の審査は免除って! それでね、吉川申也って最終関門までの推薦枠を持ってたんだけど、茉由さんが落としたから、その枠が茉由さんのものになったの。明後日の決勝にそのまま出ればいいって!」

決勝へ直行。面倒がごっそり省ける。

小林茉由も少し意外...

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