第47章 すり替え

「お母さん……」

小林雪乃が小林千代に電話をかけ、危うく小林茉由の子どものことを切り出しかけた瞬間、向こうが被せるように遮った。

「葉山社長がDNA検査しに来たのよ! あのクズの子なんじゃないの?」

小林千代の声は切迫していた。ちょうど妊娠の相談で病院に来ていたところ、葉山墨也が桐谷辰哉を連れて親子鑑定を受けに来る場面に鉢合わせたのだ。

「私だって知らないわよ。今日、あいつらトレンド入りしてたし」

雪乃は悔しさに奥歯を噛みしめる。

「お母さん、絶対に助けて! もしあのクズが産んだのが墨也の息子だったら……私、何も残らない!」

……

小林千代は病院にいる高校時代の同級生を見つけ...

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