第343章 鈴木純平の葬儀

高橋隆一は彼女の傍らに立ち、眉をひそめて視線を送った。

「今の医療技術なら、寿命をもう少し延ばすことはできる。結論を急ぐ必要はない」

鈴木夏美も、彼の言葉が事実であることは分かっていた。しかし、ベッドの上で骨と皮ばかりに痩せ細った鈴木純平の姿を目にすると、どうしても心が揺らぐ。

鈴木純平の顔色は蒼白で血の気はなく、肌には薄青いあざさえ浮かんでいる。

食事も摂れず、ただ栄養液を流し込んで命を繋いでいるだけ。

かつて回復の兆しを見せていた筋肉も、見る影もなく萎縮してしまった。たとえ奇跡的に目が覚めたとしても、二十四時間の介護なしでは生きられない体だ。

苦痛に満ちた生を強いるより、いっそ...

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