第52章

相馬の祖父の一声は絶対だ。相馬千冬は眉をひそめ、あまりの理不尽さに呆れ果てていた。

一方、二人の子供たちはすっかり遊びモードに入っており、今夜はここに泊まって遊べると聞くやいなや、それぞれ「やったー!」と歓声を上げた。

「僕もひいおじいさんと遊ぶ! マミィは一晩ゆっくり休んで! 僕たち、マミィがいなくても我慢できるから!」

そう言うと、二人は追いかけっこをしながら、相馬の祖父が用意した玩具の山へと駆けていった。

実際に運転できる子供用の自動車、精巧で高価な人形、いつでも世話を焼いてくれる専属の家政婦、そして用意されたスイーツとフルーツの数々。

相馬の祖父がどれほどこの二人の曾孫に心...

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