第321章 私が彼女にふさわしくない

「うむ」高原浩文は眉をひそめ、湯飲みを手に取って一気に飲み干したが、胸の奥で煮えたぎる怒りを抑え込むことはできなかった。

だが、中尾助手から高原賢治が平川希を連れて結婚式の前撮りに行ったと聞いた時から、山本静香の心はすでに苛立ちで爆発しそうだった。

今すぐ駆けつけて、平川希のような取るに足らない女がどれほど彼に泥を塗っているか、高原賢治に教えてやりたくてたまらなかった。

平川希の幸せを、狂おしいほどにぶち壊してやりたい。一刻たりとも待てなかった。

帝都最大のウェディングドレスブランド店。

彼らが到着すると、マネージャーとオーナーが店員たちを引き連れ、すでにエントランスで待ち構えてい...

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