第292章 あなた、大好き大好き大好き

彼は伸ばした舌で、青山光の目尻にこぼれた涙をそっと舐め取った。かすれた声が耳元で震える。

「お前は俺のものだし、俺はお前のものだ。ずっと一緒にいる。誰にも引き裂かせない」

長く続いた口づけがようやく終わると、その切れ長の瞳に、どこか意地の悪い笑みがにじんだ。

青山光は、すっかりキスに溺れていた。少し腫れた紅い唇、潤んだ瞳には薄く涙の膜が張っている。

視線と視線が絡み合い、空気がとろんと甘く染まっていく。

ぐううう――

腹の虫の音が、その甘い空気をあっさりと打ち破った。

青山光はみるみる顔を真っ赤にし、彼の胸に顔を埋めて、くいくいと頬を擦りつける。

「あなた、私ね、あなたのこと...

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