第297章 発狂した大奥様

言うべきことはすべて言った。

彼女は一方的に電話を切った。

安田杏里の唇が、不気味に歪む。「精々、血反吐を吐くまで殺し合うといいわ。共倒れがお似合いよ」

彼女は慈しむように腹を撫でた。「ベビー、ママが邪魔者は全部排除してあげるからね。あなたはただ、生まれてきて幸せになればいいの」

私たち親子の幸せを阻む人間は、全員死ねばいい。

彼女は食い入るようにライブ配信の画面を見つめていた。そこには、見るも無残な姿になった中山誠子が映っている。胸がすくような思いだ。

この数年、安田大吉の側に居座り続けるために、どれだけあの女たちの機嫌を取ってきたことか。

だが、あの母娘は強欲で、どれだけ尽...

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