第331章 やはり忙しい

唇が重なり、息が絡み合う。

青山光は彼の首に腕を回し、熱をぶつけるように深く口づけていた。

肺の中の空気が薄くなってきて、本気で息が苦しくなるころになって、青山雅紀はようやく名残惜しそうに彼女の唇から離れる。と思ったら、次の瞬間には、眉間から目尻、耳の縁、口角へと、唇でなぞるように一通り辿っていく。

さらには、唇が青山光の細い首筋に触れて、そこも何度も何度も啄んだ。

しばらくそうしてからだ。

青山雅紀はやっと満足したのか、それでも腕は解かずに光を抱きしめ続ける。

彼女はそのまま、彼の腕の中にすっぽりと収まり、灼けるような体温にぴたりと貼りついていた。

鼓動と鼓動が触れ合って、言...

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