第333章 本当に馬鹿になった

病室。

頭部を包帯でぐるぐる巻きにされた青山聡は、ベッドに拘束されていた。彼は何かに取り憑かれたかのように身をよじらせ、ベッドから降りようと暴れながら、うわ言のように青山光の名を呼び続けている。

「さっさと失せろ! 俺は光を探しに行くんだ。俺の光を返せ……」

その絶望に満ちた叫びは、聞く者の胸を締め付けるほど痛切だった。

ガチャリ、と扉が開く。

入り口に立っていたのは、青山光と青山雅紀の二人だった。

青山聡は青山光の姿を認めた瞬間、瞳を輝かせた。

「光! 来てくれると信じてたよ。早く助けてくれ、周りは悪人だらけなんだ。あいつら俺を縛り付けて、注射までしてくるんだよ、ううっ……」...

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