第386章 青山のお爺さんの大盤振る舞い

あのクズ野郎。

先日、二人のカーセックスがネットで生配信されて以来、中山明はまるで神隠しにでも遭ったかのように消息を絶っていた。

だというのに、奴は海外に高飛びし、あろうことか会社から金を搾り取ろうと画策している。

恥知らずにも程がある。

青山光は唇の端を艶やかに吊り上げた。

「ねえあなた、海外の裏事情に詳しい人はいない? あいつに呑み込んだ金を、一銭残らず吐き出させたいの」

請求書は目の前にある。その額は毎年数千万、いや数億にも上る莫大なものだ。

それらの金がすべて賭博に消えていたなど、あまりに馬鹿げている。

光はどうしても、この金を取り戻したかった。

二人の心は通じ合っ...

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