第390章 愉快なことをする

「このバカな小娘が、この格好で会社に行くつもりだったのか?」

女の低く笑う声には、呆れと諦めが少し混じっていた。

青山光ははっとして自分の服装に目を落とす。細い肩を剥き出しにしたキャミソールワンピース。持ち上がった胸元も、すらりと伸びた脚も、ほとんど丸見えだ。

このまま外に出たら、恥ずかしさで死ねる。

鼻の奥がつんと痛み、喉のあたりをきゅっと掴まれたみたいに声が出ない。白い頬はさっと青ざめ、次の瞬間には熱を帯びて赤く染まり、また色を失っていく。

青山雅紀は小さくため息をついた。

「そんな格好で会社なんて無理だろ。……だったら、別の楽しいことしようか」

わざとらしく腰をくい、と揺...

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