第579章 比較

「最近、海外プロジェクトを立ち上げるそうですね。ぜひ一枚噛ませていただけませんか。我が社もその分野に参入したくて」

称賛の声が潮のように押し寄せる。

中身が何であるかなど誰も知らないというのに、口々に褒めそやし始めたのだ。

そんな光景にも、青山雅紀はとうに慣れっこだった。意に介する様子もなく、ただ贈り物を手渡すと、青山光の手を引いて少し離れた場所へと移動する。

続いて、青山聡と水野実里の番になった。

まだ結婚には至っていないものの、二人が婚約していることは周知の事実である。青山聡は先ほどの青山雅紀のやり取りを見せつけられたせいで、いくぶん顔を強張らせていたが、それでも最後の体裁を保...

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