第147章

早村青美は、川崎佑哉たちに目をつけられるのが怖かった。相手が動き出す前に――反射的に、両親へ連絡を入れた。

林原月子と早村遠矢は「青美がいじめられた」と聞くなり、すぐさま駆けつけてくる。

二人は交代で早村寧美にメッセージを送り続けたが、返事は一通もなかった。

そこで、早村青美がひとつ案を出した。

早村遠矢は写真を撮り、それを早村寧美へ送った。

寧美は相変わらず相手にする気はなかった。けれど、指が勝手に動いてしまう。結局、写真を開いてしまった。

そこには、病院のベッドに横たわる林原月子が写っていた。顔色は蝋のように黄ばみ、唇は白い。額にはタオル。たしかに重病人に見える。

続けて、...

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