第151章

「焦るなよ」藤原信介が彼女の言葉を遮った。「俺が言ったのは、俺とゲームを三回やるってことだ。これは一回目にすぎない」

江原安美は固まる。「……まだ二回あるの?」

「そうだ。二回目は明日。場所はそのとき送る。三回とも勝ったら――ピンクダイヤはおまえのものだ」

江原安美は奥歯を噛みしめた。「……分かった」

立ち上がって立ち去ろうとする。

「江原さん」背後から藤原信介の声が飛んだ。

江原安美が振り返る。

藤原信介はソファにもたれ、サイコロのカップを指先で弄びながら、面白がるように彼女を見て笑った。

「明日、遅れるなよ」

会所を出た瞬間、夜風が頬を撫でた。そこでようやく、背中に薄い...

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