第183章

江原安美はそのメッセージを見た瞬間、眉間に深い皺を寄せた。

胸の奥で燃え上がる苛立ちをぐっと押し込み、もう一度デザインを作り直す。テイストを調整し、より柔らかく、品のある佇まいへ。片石美樹の雰囲気に寄せて、改めて送った。

だが、返事は今回も早かった。理由は――。

『老けて見える。年増っぽい。無理、作り直して』

江原安美の中で、抑えていた熱がじわりとせり上がる。

歯を食いしばり、また徹夜で三案目を仕上げた。

今度の片石美樹の返事は「シンプルすぎて高級感がない。この宝石に釣り合わない」。

それから数日、江原安美は終わりの見えない修正地獄に沈んだ。

穏やかで端正な雰囲気から、豪奢で...

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