第18章

青崎ユリカの視線が和泉白子をなぞり、そのまま小さくうなずいて同意する。

「そうよ。あの二匹のガキにいい気にさせないで。まずは鼻っ柱を折ってやって、和泉静留には大人しく言うことを聞かせればいい」

和泉国見は眉を寄せ、しばらく考え込んでからうなずいた。

「いいだろう。ただし、やり過ぎるな。あいつらは……まだ使い道がある」

それぞれ腹に別のものを抱えたまま、連中は自分たちがすでに誰かの仕掛けた罠――逃げ場のない網の中にいることに、まるで気づいていなかった。

翌日。

空がようやく白みはじめた頃、和泉静留は目を覚ました。隣では二人の子どもが、まだ甘い寝息を立てている。

平岩景也は眠ってい...

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