第25章

最後に和泉静留と和泉白子が引き離されたとき、二人ともそれぞれ負傷はしていたが、全体的に見れば――白子のほうが明らかに重そうだった。

「この逆女め……いったい何をするつもりだ!」

和泉国見は胸を押さえ、今にも発作が起きそうな顔で息を荒くする。

そして静留を指さし、憎々しげに吐き捨てた。

「この数年、和泉家はお前にちょっかいなんて出していない。それなのにわざわざ乗り込んできて、白子を痛めつけるとは……和泉静留、お前の目に俺は父親として映っているのか?」

その糾弾に、静留は乱れた服の襟元と髪を整え、鼻で笑った。

「私に父親がいるかどうかは、あなたが私を娘だと思ってるかどうかで決まるのよ...

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