第15章

星野煌は零崎折識の落ち着きのない両手を制し、シートベルトで助手席に拘束した。

星野煌は猛スピードで車を飛ばし、本来なら一時間はかかる道のりをわずか二十分で駆け抜けた。

車のドアを開け、星野煌は彼女を抱き上げた。

彼の体温を感じた途端、零崎折識はさらに身を捩らせる。

小さな手が星野煌の身体を闇雲にまさぐり、その刺激に彼は思わず低い呻き声を漏らした。

そのまま玄関を通り抜け、寝室へと向かうと、彼女を大きなベッドの上に放り投げた。

零崎折識は体内で得体の知れない炎が暴れ回っているように感じていた。星野煌に触れている時だけが、唯一の安らぎだった。

窓辺に立つ星野煌の姿を見て、零崎折識は...

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