第184章

個室の中。

零崎折識は極上の情欲の波に溺れていた。

理性が戻りかけたとき、彼女の視界に映ったのは、自分の体の上で激しく腰を振る男の姿だった。頭の中が真っ白になる。

しかしすぐに、すべての感覚は再び快楽へと塗り替えられていった。

体内の剛直が激しく抽挿を繰り返し、その速度が増すにつれて、ソファに横たわる零崎折識は天井の照明を見つめながら、まるで荒波に揉まれる一葉の小舟になったような錯覚を覚えた。

全身を駆け巡る電流のような痺れ。

どれほどの時間が過ぎたのだろうか。星野煌はようやく満足げな表情で動きを止め、腕の中の彼女を力強く抱きしめた。

「どうだ? どこか具合の悪いところはないか...

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