第209章

艶めかしい呻き声が漏れた瞬間、星野煌の萎えかけた欲望は再び熱を帯びて鎌首をもたげた。

彼は口元をニヤリと歪め、言葉もなく腕の中の身体を抱き寄せると、再び烈火のごとく腰を打ち付け始めた。

夜明けから日暮れまで。

そして、気づけばもう深夜だ。

零崎折識は指一本動かす気力もなく、星野煌の腕の中でただ荒い息を整えていた。

オフィスビルは静寂に包まれ、漆黒の闇に沈んでいる。同僚たちはとうに帰宅していた。

その頃、零崎折識のスマホに蓮見紅羽からのメッセージが着信していた。

多くの社員は零崎折識が星野煌のオフィスにいることを知っていたが、中で何が行われているかを察し、誰も口外せずにそそくさと...

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