第224章

零崎折識が強気な態度を見せると、相手の家族はへらへらと笑いながら擦り寄ってきた。

「あんたが都会へ出稼ぎに行ってる娘さんだね。向こうで随分稼いでるって聞いたよ。ほんのひと月かふた月で、実家に大金を仕送りしたんだって?」

「実のところ、この件は解決なんて簡単なんだよ。そっちが十分な誠意……つまり金さえ出してくれれば、こっちはどうとでもなる。なんなら娘を嫁がせてもいい。どうせあの二人は長い付き合いなんだしね」

零崎折識が金を持っていると知るや、彼らの態度は掌を返したように良くなった。熱烈と言ってもいいほどだ。

だが、そんな熱意など御免被りたい。

零崎折識は咳払いをして言った。

「本題...

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