第241章

蓮見紅羽は笑いが止まらないといった様子だ。

零崎折識は苦笑いしながら彼女を諌める。

「もう、わかったから。会社にいるんだし、少しは声を落としてよ。誰かに聞かれたらどうするの」

「はいはい、わかってますってば。安心して、私がそんなドジ踏むわけないでしょ? あんたに損な役回りはさせないって」

蓮見紅羽は悪びれる様子もなく、さらに言葉を続けた。

「でもさっき言ったことは本気だよ。あの二人が関係を公にした今こそ、鉄は熱いうちに打て、よ。一番確実なのは、やっぱり既成事実を作っちゃうこと。つまり、子供を作ることね」

「それから入籍の話だけど、彼らが婚約破棄したらすぐに婚姻届を出すの。それが折...

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