第249章

「そんなことをして何になる? お前が次期当主だということは、家の者なら誰もが知っていることだろう。今さら何を争う必要がある? 祖父に対してあのような態度を取って、世間がどう思うか……」

「黙りなさい! あなたに息子の指図をする資格なんてないわ。夫としても失格、父親としても失格よ。これ以上、あの子に文句を言うのは許さないから」

 星野煌の父を一瞥し、星野の母は怒りを露わにして言い返した。

 父は納得がいかず反論しようとしたが、煌の鋭い眼光を浴びると、言葉を飲み込むしかなかった。

「もう一度言うよ。決着をつける時が来たんだ、お祖父様。俺はあなたに何かしたいわけじゃないし、家を潰すつもりも...

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