第38章

星野煌の様子からして、今日は帰してくれそうにない。

零崎折識は諦めてスマホを取り出し、蓮見紅羽にメッセージを送った。

『今夜は帰らないから、鍵は開けておかなくていいわ』

ついでに、明日から出張になるという件も合わせて送信する。

スマホを置いた矢先、着信音が鳴った。

蓮見紅羽からの返信だ。その内容を見て、零崎折識は思わず吹き出してしまった。

『これじゃあ数日間、独り寝確定ね』

メッセージの後には、なんともシュールなスタンプが送られてきている。

『帰ってきたらたっぷり可愛がってあげる』

零崎折識がそう返信した瞬間、背後から伸びてきた手にスマホを奪われた。

「誰とだ? 随分と楽...

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