第50章

零崎折識は満面の笑みを浮かべて出迎えた。

「梅田さん、お待ちしておりました」

「息子とお嫁さんだよ。契約の立会いに連れてきたんだ」

梅田も笑顔で、連れてきた二人を零崎折識に紹介する。

零崎折識は二人に向かって軽く会釈をし、挨拶を済ませた。

そして一行をソファ席へと案内する。

「梅田さん、こちらへ掛けてお話ししましょう」

全員が着席したところで、零崎折識は書類をテーブルに広げた。

「こちらが契約書になります。内容をご確認いただき、問題がなければご署名をお願いいたします」

零崎折識が梅田の前に契約書を置くと、梅田はそれを横にいる嫁らしき女性へと手渡した。

零崎折識が不思議そう...

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