第7章

「これ、全部君が作ったのか?」星野煌は意外そうな顔をした。

零崎折識に食事を作らせたのは単なる気まぐれだったが、まさかこれほどの料理の腕前だとは思わなかった。

漂ってくる香りに、星野煌の食欲が刺激された。

星野煌の食べるスピードは速いが、その所作はあくまで優雅だ。

それに比べて、零崎折識の方こそなりふり構わず食べていた。

満腹になり、零崎折識が片付けようとすると、星野煌に呼び止められた。

「片付けは明日、家政婦にやらせればいい」

零崎折識が油断した隙に、腕を引かれてよろめき、そのまま星野煌の胸の中に抱き留められた。

腰に回された手が不埒に動き回るのを感じ、零崎折識の顔は一瞬で...

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