第94章

涙を流す美女ほど、人の心を締めつけるものはない。

涙に濡れた瞳で見つめる零崎折識は、まるで手負いの子鹿のように愛らしく、庇護欲を掻き立てる。

だが、その姿こそが星野煌の理性を崩壊させた。

一度は鎮まりかけた下半身の猛獣が再び鎌首をもたげ、彼女を引き寄せると、猛烈な抽挿を開始した。

激しい突き上げに涙が止まらない。零崎折識は枯れた声で許しを乞うたが、その響きは弱々しい子猫のようで、言葉にすらなっていなかった。

いつ果てるとも知れぬ責苦に耐えきれず、やがて彼女は意識を手放し、気絶した。

再び目を覚ますと、あたりは漆黒の闇に包まれていた。

耳元では男の規則正しい寝息が聞こえる。

零...

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