第111章 天にも昇る心地

西園寺樹希は同級生と電話で話しながら、その一方で葉山天に一糸まとわぬ肢体を弄られていた。この背徳的な刺激に、興奮と羞恥が入り混じり、彼女は抗うことができない。

「雪、本当に大丈夫だから。私……お昼には学校に戻るわ!」

西園寺樹希の言葉が詰まり、呂律が回らなくなる。葉山天の手が、彼女の豊満な胸から下へと滑り落ちていったからだ。

西園寺樹希の透き通るような白い肌を、葉山天の手が這う。胸から滑らかに下り、へそを越え、指先は下腹部の秘所へと到達した。ふっくらとして弾力のあるその丘は、触れるだけで男の血を滾らせる魔力がある。

「あっ……」

西園寺樹希は慌てて受話口を遠ざけ、口元を手で覆って低...

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