第312章 俺は彼女の恋人です

久保由希は十八、九歳くらいに見えるが、顔立ちは実年齢よりもずっと幼い。淡いブルーのデニムサロペットという学生らしい装いは、彼女の愛らしさを際立たせていた。だが、その可愛らしい見た目に反し、中身は小悪魔そのもので、葉山天を大いに手こずらせていた。

「それはどうかしら。男なんて、下心さえあれば何だってする生き物でしょう? 言い訳は無用よ。言い訳するということは、隠したいことがある証拠だもの。今日という今日は、ちゃんと説明してもらうまでは絶対に帰さないから!」

罵詈雑言を並べる主婦顔負けの剣幕に、天は言葉を失った。

何度も潔白を主張しているのに、この娘は聞く耳を持たない。姉に対して不埒な真似...

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