第316章 姉妹の腹割った話

「分かりました。では、久保お嬢様が理解してくださるのをいつでもお待ちしておりますよ」

 葉山天は頷くと、こう続けた。「もう遅いので帰ります。もし何か悩み事があれば、いつでも話しに来てください。無料の心理カウンセリングだと思って」

 久保由愛は好奇の目で葉山天を見つめた。「あなた、美容外科医じゃなかったの? 心理学も分かるの?」

「少しばかり心得がある程度です」

 葉山天にとって心理学は興味本位で独学した程度に過ぎず、専門的な研究を深めたわけではない。だが、人の悩みを聞いて導くくらいのことなら可能だ。

「若いのに意外と博識なのね。あなたのこと、見くびっていたかもしれないわ」

 久保...

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