第338章 柳原さんからの招待(2)

教官を交代できるチャンスがあると葉山天から聞かされ、三人の子供たちの瞳がぱっと輝いた。彼らの腹は決まっている。東野先生の下にいる間は死に物狂いで修行し、月末の試合で勝ち抜いて教官交代の権利を勝ち取るのだ。そうすれば、また月岡先生の元へ戻れるかもしれない。

青龍と紫微もまた、その空気に感化されていた。せっかく月岡先生に師事できたのだ、入れ替えなどあってたまるものか。彼らもまた、月岡先生の特訓に食らいつき、断固として今の座を死守しようと心に誓う。

月岡美弥子と東野月の間に、もはや剣呑な空気こそないものの、互いへの対抗心が消えたわけではない。ただその矛先が、個人からチームへと移行しただけだ。二...

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