第341章 行動すべき時

「私たち、友達でしょう?」

 柳原美乃は、含みのある笑みを浮かべてそう言った。

 葉山天は少し考え込み、目の前の男——柳原子浦に職業を尋ねた。彼については何一つ知らない。そもそも柳原美乃に義理の弟がいたことすら、今の今まで知らなかったのだ。警戒心を解くことはできなかったが、子浦の返答は葉山を驚かせるものだった。

「俺は、米国洪門支部の副支部長だ!」

 柳原子浦は誇らしげに胸を張る。

「あんたも米国にいたことがあるって聞いたが、なら知ってるはずだ。海外の洪門の中でも、米国支部は最大規模を誇る。構成員は十万人以上、全米各地に拠点があるんだ。だから情報の回りは早い。たった十万ドルであれほ...

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