第352章 意外な衝動(3)

「べ、別に……何でもないわよ! お風呂入ってくる!」

 四宮静香はベッドから降りると、うつむいたまま小走りで浴室へと向かった。

 葉山天は首をかしげた。あいつ、なんであんなにモジモジしているんだ? 彼女らしくもない。いや、四宮静香はもじもじしているのではない。恥らっているのだ。男の裸の上半身を初めて目の当たりにして、恥ずかしがっているだけなのだ!

 浴室に入った四宮静香は、ゆっくりと身につけていた服を脱ぎ始めた。葉山天の服は彼女には大きすぎて、まるでコートのようだった。だが、そのおかげで肌が露わになることはなかったのだ。

 すぐに四宮静香は一糸まとわぬ姿になった。透き通るような白磁の...

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