第360章 エロ親父(1)

水原玲子の態度は、かえって葉山天の疑念を深めるだけだった。ただ会うだけだというのに、なぜそう頑なに拒むのか。一昨日、偶然会った時とは大違いだ。あの時、彼女は車に乗り込んで少し話をした。言葉の端々から怒りが和らいでいるのを感じたし、自分に対する態度も軟化していたはずだ。それなのに、なぜ今日はこうなる?

葉山天が知る限り、水原玲子は気まぐれで態度をコロコロと変えるような女ではない。必ず何か理由があるはずだ。彼女をそうさせる何かが。

「玲子さん。俺は君の生活に口出しするつもりはない。ただ、君の安否が心配なだけなんだ。それに……高橋おばさんの体調が最近思わしくなくてね。だいぶ痩せてしまったよ。本...

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