第373章 覗き見

夜の闇に紛れ、村の西外れにある岩陰で、葉山天と西園寺樹希は身体を重ね合わせていた。吹きすさぶ寒風の中、二人は互いの温もりを求め合うように強く抱きしめ合う。氷点下の冷気ごときでは、二人の間で燃え上がる愛欲の炎を冷ますことなど到底できなかった。

樹希は天の上で大きく波打ち、天もまたその動きに応じるように、彼女の秘奥を激しく突き上げていた。

西園寺樹希と葉山天にとって、肌を合わせるのは久しぶりのことだった。天が実家に来ているとはいえ、夜伽を共にするわけにはいかない。Y市に戻るまで待つべきなのだろうが、樹希にはその忍耐がなかった。彼を外に連れ出したのは、口に出さずとも、この瞬間を求めてのことだっ...

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