第83章 口で吸う

少女の顔立ちはサルの妹とさほど変わらない幼さを残していた。だが、その下肢の間には、白磁のような柔肌とは対照的な漆黒の森が広がっている。逆三角形を描くように、太腿の付け根の核心部に濃密な陰毛が繁茂していた。

葉山天は当初、下半身の傷の具合を確かめるつもりだった。ところが、彼女は内側に何も身に着けていなかったのだ。いわゆるノーパンである。堅気の娘が下着もつけずに外出するとは考えにくい。特殊な職業の女性ならいざ知らず、葉山天の目から見て、彼女がそういった類の手合いだとは思えなかった。

もう一つ、考えられる可能性があった。突発的な事態に巻き込まれ、下着を穿く暇さえなかったケースだ。葉山天自身にも...

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