第76章 リンクを送るよ

核心を突かれて、石橋結翔は耳のあたりをうっすら赤くした。否定はしない。けれど、認める言葉もない。

ただ、俯いたまま距離を詰める。吐息が羽毛みたいに、かすかに彼女の柔らかな唇を撫でた。

真理は喉の奥でくすりと笑い、つま先立ちになって自分から石橋結翔の口元へキスを落とす。

柔らかな感触と、少女特有の甘い匂いが朝の光に溶け、曖昧な波紋を広げていく。石橋結翔は手を伸ばし、真理の後頭部を押さえて、そのキスを深くした。

息が絡み合い、唇が離れた瞬間。石橋結翔は真理の額に自分の額を押し当て、掠れた声で言う。

「新学期、男と近づきすぎるな」

真理は荒い息のまま、喉を鳴らして小さく返事をした。

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