第4章

茉莉視点

信也さんが発ってから三日後、私はビーチに座って、彼とのメッセージのやり取りをじっと見つめていた。

信也:たった今、離陸した。もう会いたい。

私:大げさだよ、まだ三時間しか経ってないのに。

信也:三時間は長すぎる。

私:(顔を赤らめながら)今、何してるの?

信也:君に会いたいって思ってる。

私:真面目に答えてよ!

信也:真面目だよ。そっちは?

私:私も……会いたい。

自分が送ったそのメッセージを見て、また顔が赤くなった。もう、私っていつからこんなに大胆になったんだろう?

携帯がまた震えた。

信也:こっちの用事が片付いたら、すぐに君を迎...

ログインして続きを読む