第103章カリックス

「ねえ、愛しい人。起きる時間だ」そう言いながら、俺はアマの肩をそっとつついた。

「……ねむい」寝返りを打ちながら、彼女がもごもごとつぶやく。アマはそのまま枕に顔をうずめた。俺を遮ろうと必死な姿が、やけに可愛らしい。

「アマ、訓練のやり方を覚えたいって言ってたろ?」マークが俺にニヤリとしつつ、彼女の耳元にささやいた。

「起きてる」アマはそう言うなり、がばっと身を起こした。さっきまでの眠気が嘘みたいに目が冴えている。

「よし。短パンとティーシャツに着替えろ」俺は立ち上がり、そう命じた。自分の部屋へ向かい、着替えながら、アマの訓練をどう始めるべきかを考える。首を横に振った。ズヴィアドと俺で、...

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