第125章マーカス

アマは評議の間へ案内されるあいだ、ひどく緊張している。到着したときにジョナスが放ったひと言が、彼女の自信を揺さぶったのだ。カルが扉を乱暴に押し開けると、アマは私たちの背後にそっと身を隠すようにしてついてくる。

「群れの中に裏切り者がいる」カルがうなり声を上げ、評議の間へ大股で踏み込んだ。

そこにいた長老たちと三人の戦士が、ぎくりと振り向いてこちらを見る。大半の顔には困惑が浮かんでいる。長老のうち二人は、こちらを測るような計算高い目つきで見据えてきた。誰かが口を開くより先に、さらに人が入ってくる。

サムとニックが、カルを襲った二人を引きずるようにして部屋へ入ってきた。ウィル叔父がその後ろに...

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