第134章アマリー

「ねえ、愛しい人、起きて」カルが耳もとでくぐもった声を漏らす。

「寝る」うなり声を上げ、番を避けるようにベッドの上でうまく寝返りを打つ。

「愛しい人、訓練を続けないと」カルはそう言って、首筋に口づけてくる。

「もっと、寝たい」そう返しながら、マークの胸に顔をうずめた。

「組み手をやろう」カルが持ちかける。

「走らないの?」カルのほうをちらりとのぞき込んで聞く。

「少しは走る。でも主に接近戦の訓練だ」彼は言い返した。

「私のこと、無視しないでよ」くるりと向き直り、番を見据えて言う。

「二度としない」カルはそう告げると、私の唇を奪った。

唇を重ねたまま身を起こし、両腕を彼の首に回...

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