第139章マーカス

「調子はどうだ?」俺はジムに入っていきながら尋ねた。家から保冷バッグに水とサンドイッチを多めに詰め、アマのために持ってきたのだ。入口の脇にそれを置き、兄とジュリエットのほうへ歩いていく。

「すごいよ」カルはそう言いながら、走り続ける俺たちの伴侶から目を離さない。

「うちのルナは格別ね」訓練を見守りながらジュリエットも同意した。「ほとんどの狼なら、とっくに音を上げてる。初めて走る若い子の話じゃないわよ。まるで何年も走り込んできたみたいに、体力が出来上がってる」

「本格的に走ったことなんて、ほとんどないんだ」俺は言った。

ジュリエットは俺たちを見て、片眉を持ち上げた。

「両親の地下室に閉...

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