第160章カリックス

アマリーが妊娠した。妊娠したってことは、俺は父親になる。父親になるんだ。天の女神よ、今日は人生で二番目にいい日だ。

「三番目じゃなくて?」とズヴィアドが聞く。

「違う。いちばんは、アマリーと初めて番った日。お前を得たのが、文句なしで三番目だ。でも、家族が増えるってわかった今日は、間違いなく二番目だ」と俺は言った。

ソファでマルクスに寄り添っているアマリーに目をやる。完璧だ。マイケル伯父さんはキッチンにいる。ウィリアム伯父さんとグレッチェンは、まだ一日の仕事が残っているから病院へ戻った。サムは群れの家へ行った。

「もう出てきてもいい?」ローズがつま先立ちでリビングに入ってきて、そう尋ねる...

ログインして続きを読む