第164章マーカス

「よし、ローズバッド。お絵かきしてていいよ」そう言ってローズを床に下ろす。

ローズはこくりとうなずき、ソファのほうへ歩いていく。バッグを開けて中身を引っぱり出し、塗り絵帳とマーカーを取り出した。ローズはうつ伏せになって本を開き、作業をしながら鼻歌を歌いはじめる。

カルはローズを見下ろしてやわらかく微笑むと、群れの仕事に取りかかった。

俺は机へ行って腰を下ろす。デスクトップにログインし、スケジュール作成に取りかかる。夏休みで学校が休みのあいだに、今年度の下級生だった子たちを予定に組み込まなければならない。卒業した上級生を名簿に加え、ニックに送信した。朝の訓練を終えたら確認して、返事をくれる...

ログインして続きを読む