第173章アマリー

「気をつけてね」私はローズにそう言いながら、手持ち花火を渡す。いや、正確にはマークに渡したのだ。彼の手がローズの手を上から包み込んでいるから。ローズはきらきらした笑顔を見せ、マークと一緒に手持ち花火をふりふりと振り回し始める。胸の奥がひゅっと縮んで、軽いパニックになりかけたところで、カルがまた私を抱きしめた。

「火傷なんてさせないよ」カルが言って、私を落ち着かせる。

信じたい。信じているつもりだ。けれど、燃えている花火があんなに近くで、しかも赤ん坊みたいに小さな指のそばにあると思うと、不安でたまらなかった。

「ほら、席を探しに行こう。ショーが始まるから」カルは私の気を逸らそうとするみたい...

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