第184章アマリー

どうやって、いつの間に眠りに落ちたのか、自分でもわからない。だが、もみ合う物音で目を覚まされる。

今回、目を開けても、あの目がくらむような痛みはない。頭は痛むが、仲間の名を呼んで身もだえするほどではなかった。

「この売女め! お前なんかがカヴンの長に据えられるべきじゃなかったんだ!」男が怒鳴る。引きずられるようにして地下牢へ連れ込まれてくるところだ。

「それでも、わたしが長よ」フランチェスカはそう言い、魔女を引きずる二匹の狼のあとをついてくる。男でも魔女と呼ぶのか、それとも……魔術師? 戦闘魔術師? そんなことが頭をよぎる。

首を振ろうとして、やめた。男の魔女が何と呼ばれようが、どうで...

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