第203章カリックス

ローズと叔父たちと同じテーブルにつき、手つかずに近い朝食を前に座っている。昨夜の夕食のあとから、空気はずっと静まり返ったままだ。

「ママ、大丈夫?」ローズが不安そうにこちらを見回しながら尋ねる。

「ただ疲れてるだけだよ、花びら」そう言って、俺は小さな子犬をなだめた。

ローズは鼻をすすりながらこくりとうなずく。昨夜、ローズを寝かしつけたとき、彼女は目が腫れるほど泣いた。アマリーに寝かしつけてほしいと言って聞かなかったのだ。母さんはもう眠っているから、朝ごはんのときに会えるよ、と説明しなくてはならなかった。

そして今が朝食の時間――なのに、アマリーはいない。

「平気だってば」マーカスに抱...

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