第212章マーカス

「引っ越すって、本当に決めたのか?」男ばかりが集まったこちらの輪へ、車椅子を自走して近づきながら、マイクおじさんが尋ねた。

「はい」俺は仲間たちを見渡しながら答える。

群れの序列上位の男たちが、来訪中のアルファたちに進捗と配置を指示している。ここ二日、俺たちは男手を集めて、密かに自分たちの家を建てていた。工程は文字どおり最短で駆け抜けるしかなかった。だが直近の数日は、とにかく仕上げ切るための競争だった。

ウィルおじさんとマイクおじさんが、自分たちの土地を使うことを許してくれた。豪邸ではないが、十分にゆとりのある家だ。平屋のランチハウス風で、寝室が四つ、地下室があり、浴室は三つともフルサイ...

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