第23章カリックス

ウィリアム叔父の健康チェックは、思っていたよりずっと順調に進んだ。アマリーが取り乱しかけたのも一度きりだ。ウィリアム叔父は終始、穏やかで礼儀正しかった――そうだろうとは思っていたけれど。叔父は昔から、患者とその必要としているものを何よりも守る人だ。

「よし、治り方はとてもいい。ベレンが見事な仕事をしたな。あと最低二日は脚に負担をかけないこと。それで問題ないだろう」叔父はそう言ってから、続けた。「それから、ここには専属の精神科医がいる。ほかの群れに頼むこともできる。状況をよく知っている相手のほうが話しやすい人もいれば、初対面のほうが楽な人もいる」

アマが理解したように頷くのが見える。「この群...

ログインして続きを読む